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MARKER STUDIO スチャダラパー DISKAH

日常

2017/12/21 : ■TAKAHIRO MORITA EXHIBITION “sanjo / 参上” Finish

スケーターの集まる時間は暇な岡山に刺激を投下
ありがとうございました、また会える日まで~

企画/制作
FESN
markerstuddio

Big thanks
OPSB
SIDECORE
Onepark
STANG
NAMPEI
bien
blockbasta
LOCALBOYZ
ALL SKATER

2017/12/14 : ■TAKAHIRO MORITA EXHIBITION “sanjo / 参上” photo no2

日々スケートボードにまつわるお話が飛び交うmarkerstudio
TAKAHIRO MORITA EXHIBITION “sanjo / 参上”も17日に最後を迎える、皆様の参上お待ちしています。

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2017/12/12 : とにかくパーティーを続けよう

kb年の暮れにふと考え最近よく思う事を文章に残す事でその時の精神アーカイブ作成をごくまれにする、この度はこの思いを自分の文章ではなく文章能力の高い人間に依頼して自分の気持ちの代弁と言うか他人の言葉で表現して残そうと決めました、blogタイトルのようにスチャダラ先生達も伝えるパーティーを続けるにはどうすべきか?いったいなんぞや?
根本的にこんな事考えなくても良い事をしっかりと向き合いmarker得意の無駄事ですが残す事に、そのテキストを四十肩ラッパーでありバンドマンであり普通のおっさんでもある人物にゴースト的に依頼いわば「サムラゴウチスタイル」である、ここではテキスト名は出すのでゴーストではないが、おじさま達の戯言文章をぜひご堪能ください。

パーティとイベント、音楽の現場を指す言葉について

今年も終わりに近づいてきた。寒さは日に日に増すものの、毎年この時期は外に遊びに行きたくなる機会も多い気がする。
自分が気になる催し。その多くは音楽が主体となるものであり、それらを横文字で言うとライブ、イベント、パーティと呼ばれるものである。近年いろいろな遊び場が増え、ライブ設備の有無に関わらず、様々な音楽に関する催しが増えている。これはパーティなのか、イベントなのか、いやいや今日はライブなんで、とか。そんな風に目の前で行われている事が、一体どれに当てはまるのか考えてしまう瞬間もある。この文章は、音楽を中心とした催し事の名称及びその背景について自分なりの考えを述べさせてもらいたい。

まず、この3つ(ライブ、イベント、パーティ)の違いは何なのかという事について考えてみたい。1つ目のライブであるが、これは演者が何らかの手法で音楽を演奏する事であり、またそれらが中心の催しを指す場合も多い。しかし、イベントやパーティと呼ばれるものでもライブは行われており、『ライブに行く』という表現は何もライブハウスに行くことだけを指すものではなくなっているように思える。イベント、パーティに行く時でも、「今日はライブ観に行ってくる?」って言ってる場合もある。催し全体をライブと呼び、その中でも「〇〇のライブは良かったな?」とか思いながら帰ったりと、ライブという言葉でいろいろ収まるという状況を呈している。
では、『イベント』『パーティ』の2つはどうなのか。この両者における線引き、定義というのは曖昧であり、両者における違い・捉え方についても人それぞれあるのではないかと思う。今まで自分がいろいろなパーティやイベント、ライブに遊びに行ってた事を思い出しながら、この2つについて更に自分なりに分析させてもらいたい。

自分がライブハウスやクラブに遊びに行くようになったのは、1990年代半ば頃だった。その頃にクラブを借りて個人が行う企画などは、イベントとして認識していた。ここで言っているイベントの特徴としては、県外などから有名なアーティストがやって来る、地元の演者も出演する、場所を借りて、料金や詳細などを載せたフライヤー作って宣伝する、というものであり、この構造は現在行われているものと何も変わらない。遊びに行く方としては、なかなか岡山で観れないようなアーティストや、地元の演者を楽しみに、その日が来るのをワクワクしたりしてたものだ。普段とは違う体験を期待して、そういったイベントに行っていたし、今も遊びに行かせてもらっている。ゲストが楽しみな時は勿論のこと、その空間で知り合いとお酒を飲んだり、踊ったりすることでリフレッシュできる自分がいる。
さて、この『イベント』という言葉で表現されているものが、この10年?15年ぐらいで『パーティ』という言葉でも代替可能、もしくは同義のものとなって来ているのではないかと思う時がある。なんとなく両者の定義が大まかなものとなっており、音楽が流れて人が集まる催しをイベントと呼ぼうがパーティと呼ぼうが自由ではある。でも、自分の中ではイベントとパーティは何か似ているけど別物のように思うので、その違いについて考えてみたい。特にパーティについて。

自分が『パーティ』という言葉を普通に使いだしたのは、90年代後半のこと。その頃自分は、サイケデリック・トランス、ゴア・トランスといったジャンルのテクノミュージックが好きで、それらを主にDJがmixして流すようなイベントに行っていた。既にその界隈ではみんな、そういったテクノイベントのことをパーティと呼んでいた。98年頃、まだそういったサイケトランスのパーティは一般的な認知度は低く、徐々に遊びに来る人が増えていたような状況だった。特に中四国での、パーティに来る人口の絶対数は少なかったように思える。パーティがあると聞けば、山陰や四国などにも出向いていたのだが、パーティ会場で踊りながら周りを見渡すと、大体毎回同じ人が集まるという状況だった。自分が大変新鮮に感じたことは、そこに集まる人の動機が、「アーティストが来るから行ってみるか?」というものではなく、そこでパーティがあるから来ているということだった。参加者の、「いや?パーティあるっていうんで、足摺岬来ちゃいました(大体野外の僻地でパーティが行われていた)」みたいなフットワークの軽さもさることながら、こういった遊び方があるのか?と感激し、夢中でパーティに通っていた。当時英国でクリミナル・ジャスティス・ビルという法案により、野外パーティが禁止されていたことを雑誌で読んで知っていたが、パーティに行くまでは「なんでわざわざ野外で踊ったりして、いい事あるのだろうか」と思っていた。体験してみてわかったのだが、それはみんなが夢中になる新しい遊びだったのだと思う。どういう部分が新しいと感じたかというと、そういったパーティでは、演者(ここではトランステクノを流すDJ)が表現する音楽を鑑賞して楽しむ事だけが目的ではなく、参加者が主体となって盛り上がることが何より重要であり、全員でひとつのパーティを作っているのだな、ということだった。見知らぬ人と水をシェアしたり、帰り際に話をしてみたりと、オープンで楽しい雰囲気が生まれるように、それぞれが配慮して遊んでいたと思う(ゴミは捨てないとか、酔っ払って絡んだりしないとか)。勿論野外パーティと言っても、ライブハウスやクラブと同じように、キャッシャーでお金を払って、客として音楽を楽しむ事には変わりないのだが、パーティでみんなで最後までブチ上がって踊った帰りなどには、「今日はマジでパーティ、やりきったな?」とか思いながら、達成感を噛み締めつつ車のハンドル握っていた。
自分はこういった野外パーティに参加した事で、それまで体験していた、〈アーティストのライブを鑑賞する事が主体となっているイベント〉とは違った遊び方があるのだな、と実感した。この後、21世紀になり、アンダーグラウンドだったトランステクノやパーティは多くの層に浸透して行く。浜崎あゆみのトランスミックスが出たり、パラパラが流行ったりと、野外パーティで流れていた音楽の要素を取り入れたダンスミュージックが人気となる。それらは日本各地の郊外に大量に生息しているマイルドヤンキー層の支持を得る事となり、多くの人がパーティ的なシチュエーションで踊ることの楽しさを体験したものと思われる。野外フェスの隆盛に伴い、外で音楽を聴きながら遊ぶことの開放感や大勢で踊ることでの気分の高揚も一般的な認知を得た。また、そういった状況を、パーティという言葉で表現されているのを目にするようになった。勿論野外でのトランスパーティだけでなく、レインボー2000などの巨大な屋外イベントも、リスナーにパーティというものを意識させたきっかけとなっているだろう。多くの熱意あるオーガナイザーやプレイヤー、パーティピープル(パリピとはまた別の)達によって、パーティという遊び方が根付いた事を忘れてはいけないような気がする。

テクノミュージックとは別に、日本にパーティという言葉を浸透させてきた音楽として、ヒップホップを挙げさせてもらいたい。こちらも90年代半ばあたりからパーティという言葉が頻繁に用いられてきた事と思う。ご存知の通りヒップホップという文化は、70年代のニューヨークにおける、黒人居住区でのブロックパーティに端を発する。ヒップホップでは、MCのライブやDJプレイが行われるイベントの多くが、パーティと表現されている。日本でも90年代にさんぴんCAMPがターニングポイントとなり、日本のヒップホップが広く認知される事となった。さんぴんCAMP以降、アンダーグラウンドだった日本のヒップホップアーティストが多くのメディアで取り扱われる事により、どんどんその文化が浸透して行ったものと思われる。各地のクラブでヒップホップのパーティも増え、パーティという言葉も日常のものとなって行った。

こんな感じでパーティという言葉が広まったが、未だにパーティなのかイベントなのか曖昧になっている状況がある。おそらくイベントという言葉の方が先に日本語の中で使用頻度が高くなったので、メディアではイベントと表される事も多いのではないだろうか。ストリートや現場ではパーティで認識されているものが、音楽に関心の薄い層も目にする新聞や情報誌では、イベントという扱いになっているのは仕方がない。また、自分が思うのは、ゲストで来る有名なアーティストを観ることが目的で来る人にとってはイベントとして捉えられている事もあるだろうし、企画している方としては、地元やシーンを活性化させたいという気持ちも入った、パーティとして表現されているのではないかということだ。受け手と送り手で思いが違う事も認識した上で、みんな遊びに行っているし、沢山の選択肢やスタイルが溢れている今の時代は、個人個人が自由な解釈で遊ぶ事で、何かが生まれる可能性も高まっているのではないだろうか。確実に言える事は、音楽の現場の消費のされ方が「鑑賞型(イベント)」のものと同じぐらい、「参加型(パーティ)」の遊び方が求められているという事だ。それはやはり、ダンスミュージックやヒップホップといった、パーティから生まれた音楽・カルチャーの中に入っていく事で、意識や気持ちもパーティへと向かって行くのではないかと思っている。そうじゃないと、こんなにパーティが増える事はなかっただろう。求められているのは、音楽の感動を大勢で踊る事で共有するような体験や、そこに行けば知り合いや友達と繋がっていけるような空間。楽しかったら何でもいいでしょ、と思われるかも知れないが、それをやっている送り手が込めている思いを感じようとすることが、より良い音楽体験へと繋がると自分は思っている。時代と共に音楽や、それを取り巻く環境が変わって行くように、それらを表現する言葉の意味合いが変わる事もあると思う。だけど自分は、その時生まれて来る音楽に耳を傾ける事で、思い浮かぶ事を素直に受け止めていたい。

text by マッシュ星川/NAM-B

2017/12/07 : ■TAKAHIRO MORITA EXHIBITION “sanjo / 参上” photo

12/2日@Markerstudio~trees3F
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2017/11/23 : TAKAHIRO MORITA EXHIBITION “sanjo / 参上” after party&Talk Show

sanjo-zeek12/2(土)trees3FにてMARKERSTUDIOの個展のオープニングを記念してZEEKをDJに招いてのAfter Partyも行います。
DAILY WORKERS/Shingo2以来、久々にトークショーやります!

森田君に普段聞けないお話も引き出していこうと思います、スケートシーンに興味がなくてもPOPでカジュアルに過ごせる「ワクワクする」時間をご提供したいと思っています。

TAKAHIRO MORITA EXHIBITION “sanjo / 参上” after party

12/2(sat) trees3F
PM22.00~OPEN 
1000円-1D(入場制限あり)

MovieTalk Show
9999777
TAKAHIRO MORITA (LIBE/FESN)
NAMBA (markerstudio/trees/namb軍団)

Dj`s
 ZEEK (DTSound) 

2017/11/14 : TAKAHIRO MORITA EXHIBITION “sanjo / 参上”

P1480290■TAKAHIRO MORITA EXHIBITION “sanjo / 参上”
■日程 12/2(SAT)~12/17日(SUN)
■場所 MARKERSTUDIO
■定休日 月曜日

■企画内容
・トークショウ
・デモンストレーション”スピンドロウ”
■展示物
・自身が実際に乗り潰したボードとそのボードで制作した映像や写真の掲載されたZINEの数々
・自身が世界旅行中に着ていたジャケット(overground broadcastingというDVDの表紙に使われているので、同時にDVDジャケット、そして映像も展示)
・新作のハンドメイドクルーザーボード
・映像作品アーカイブ(DVD、VHSビデオ、8mmビデオ)
・スピンドロウポスター

morita takahiro001アーティスト紹介
森田貴宏

95年からFESNとして数々のスケートボード映像を発表し、今や世界中に多くのフォロワーを生んだスケートボーダー、森田貴宏。
彼が世界旅行中のある出来事からヒントを得て、06年から意識して始めたスケートボードに対する研究。
自らのスケーティングで起こる全てを「実験」とし、ボードパーツの物質的限界や、スケートボード自体の未来的役割についての考察。
2011年3月11日に起こった東日本大震災の数日後、自らユーストリーム放送で全世界に発表したスケーターとしてのメッセージ「SKATERS MUST BE UNITED.」。
スケーターとしてスケートボードという「表現」に拘った数々の手法は、時にデザイン、映像、写真、といったヴィジュアル制作。
またFRP樹脂を使った立体造形物、大掛かりなスケートランプ等に代表される木工造形物の制作や文章執筆に至るまで、その表現は自在に形を変える。
現在は自身が見据える未来観をスケートボード自体のボードシェイピングへと昇華させ、未だ見ぬスケートボードの姿、そして普遍的な未来を象っていく。

また今回のエキシビションでは、自身の中で最も”エッジーな表現”という新手法「スピンドロウ」のデモンストレーションと解説をトークショーという形で行う予定。

最新映像は必見

2017/11/09 : SUNSHINE工房 CM

sunshine 外観SUNSHINE工房の事がなんとなく1分間にまとめた映像です。

今週末からMARKERSTUDIOで始まるこのチャンスをぜひ!

2017/10/28 : sunshine studio Xmas jewelry Order Tour @markerstudio

MARKERSTUDIOのご近所さんでもあるsunshine studioで作家本人であるBOBさん事,高瀬 豪太氏に直接相談からオーダーまで出来る特別な2日間をMARKERSTUIOにて行います、クリスマス前に彼氏に彼女に手作りの特別なプレゼントに11/11.12日はぜひ、この機会にご来場ください!
22046139_1865438493471904_4215115647461053458_n伝統的なネイティブアメリカンの文化 と FREEな西海岸・LAスタイルを
融合させたものがSUNSHINEスタイル。

ネイティブアメリカンの神話や伝説にある動物・植物などをモチーフに
伝統を守りつつ、自由な発想で存在感のある着け心地の良いジュエリーを制作。
流行に惑わされることなく、ひとつひとつの持ち物に愛着を持ちつづけること。
「世間的に認められている物」を持つのではなく
自分にとって心地よい「マイブランド」を大切にすること。
それが、私達が思うLAスタイル

この二つを融合させるのがコンセプト

ターコイズやコーラル・シルバーがメインのオーソドックスなインディアンジュエリーだけではなく、金やプラチナ・ダイヤモンド・ルビー・エメラルドなどの宝石類も多用。
インレイやオーバーレイなど伝統的なインディアンジュエリーの技法も大切にした
独自のスタイルで制作を続けている。
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< プロフィール >

高瀬 豪太 aka BOB

子供の頃からスケートボード・波乗りの大好きだったLA大好き少年は
18歳の時に単身渡米。
LAでプロカメラマンを目指し技術を磨きアシスタントとしてCM撮影にも参加。
LAでゴローズの五郎さんやウイングロックのリキさんに出会った事をキッカケに
インディアンジュエリーに興味を持ち、ジュエリー制作の道に転向
アメリカで難関といわれる宝石鑑定の資格を取り
ジュエリー製作の資格も取得
しっかりと技術を身につけた職人に

sunshine 外観
20年前にLAから帰国。
岡山市奉還町に工房を構えて15年
今年8月から県北美作市の別荘に引っ越し
奉還町工房での創作活動とスローライフの両方を満喫しつつ制作。

昔ながらの商店街の佇まいの中で「今」を発信する「MARKERS STUDIO」
押しつけず、流されず、ゆるりと、でも斬新で最先端
「自分の好き」を大切にする人達の集まるMARKERS STUDIOで
SUNSHINE工房のジュエリーをご紹介いたします。
みなさんのマイブランドになれれば・・・

https://www.sunshine1926.com/

2017/10/21 : TORI × MIZYURO EXHIBITION

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TORI × MIZYURO EXHIBITION
◆ 痴女と宝石 展 ◆
SQUASH DAIMYO
@squash.daimyo
10/21 sat – 11/05 sun

『TORI』と『MIZYURO』による作品展です。
全てのクズでマジメなボク達のための不良品をお届け致します。

#torim2d #mizyuro

2017/09/29 : 三69

はじまるぞ

これはこれはたのしい空間になること間違いなし

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■三69(みろく)
■日程 10/9日(MON)~10/22日(SUN)
■場所 MARKERSTUDIO
■OPEN PM14:00~ CLOSE PM19:00
■企画内容

今回、開催される赤木南平の展覧会”三69”は、
今迄の彼のイメージを変化させ、
彼が非凡な写真家であることを再認識させるものになるはずだ。
?少年時代をサウジアラビアやシンガポールで過ごし、青年期を東京とロンドンで遊んだ彼は、
言うなれば、現代版の遊牧民で、日本に対する愛着や感覚は我々とは大きく異なる。
どの国にいながらも、彼は常に異端であり、
自らの文化へのオリジナリティーを喪失して育まれた特殊なクリエイティビティーは、
漠然とした祖国の文化への憧憬と戸惑いであり、
暗中模索的な日本文化への回帰でもある。30歳迄、
真剣に死を厭うこともなく遊び呆けることによって形作られていった彼の写真に対する感覚は、
現実と幻覚が渾然と交差する、限りなく快楽死に近い映像であり、
死の誘惑に似た限りなく透明な色彩である。死の直前に誰もが最後に見る色彩。
安息の色。そう思いたくなる吸い込まれそうな細やかな色彩美。
肉体と精神の臨界点で経験した魔術的なイマジネーションが、
最近の写真界でで流行する、単なる抽象画的な写真との凄まじい違いである。
?今や東京の街は、一方的に発信される広告ビジュアルの視覚的暴力に犯され、
心安らぐ美しい色彩を失った。どこを見ても利潤追求を目的にしただけの、
下品な赤、黄、青、ピンクなどの原色で覆われてしまった。
しかし、”三69”は、拝金のバビロンから遮断された別世界だ。
万葉集の時代から日本人が愛してやまない繊細な色彩のグラデーションで溢れている。
不毛の砂漠の中のオアシスだ。人間は外側に出なければ内側は分からない。
真逆の立場に立って初めて自分の本質が分かる。
赤木南平が若き日に選んだ、破滅的な快楽の日々、
死が日常のトレインスポティング的な世界から彼が得もたのは、
実はあまりにも日本的な“死にぞこないの美学”だったのではなかろうか。

THE LAST GALLERY 代表 故 林 文浩