岡山の表現者でもあるラッパーのFEIDA-WANの新しいアルバムのインタビューって形でのオファーを頂き形にして頂きました。
一生を懸命に自分の言葉を巧みに正直に音楽って形で制作している男FEIDA-WAN、誰かに言われてからやってない表現者であり自分の見解では彼の事をアーティストだと思っている。
そんなMCであるFEIDA-WANとのやりとり
2015年4月21日にThe Dillingerz Firm / FLYDAY RECORDSよりリリースされたFEIDA-WANの最新作「DIESEL BURN 2」のアルバムインタビュー
-Real Talk “DIESEL BURN 2” Street Album-
Text by NAM (MARKERSTUDIO/trees)
*本作であるアルバムDIESEL BURN 2は、どういった方向性のアルバムを作ろうとしていたのでしょうか?
FEIDA-WAN(以下F) :完全にストリート発信のもので、今の自分を反映させたアルバムです。
日本一のミックステープメイカーになる事が俺の夢なんです。
*4年ぶりにアルバムをドロップしましたが、4年前と今の自分や周りの環境の変化ってある?
F:本当に色々な事を経験させてもらった4年間でした。
自分的には、大金を掴みたいとか認められたいモテたいとかっていう気持ちが無くなりましたね。ダメな事なのかもしれないんですけど。
その代わり、いちラッパーとして単純に道を極めたいという気持ちが大きくなりました。
四年前と比べて自分自身の事をラップするのに躊躇い(ためらい)が無いんです。
* 何を思いこのアルバムを制作しましたか?って事はよく聞かれるはずだけど、出来てみて動いて見て反応を見て聞いてみて今の心境は?
F :2013年にオフィシャルでWILLVANA(初の全国流通作品)を出した後、ずっとモヤモヤしてたんです。
全てが上手くいかなくなった時期で、暗黒期でした(笑)
自分のやってきた事が戻って来たんだと素直に感じていました。
今考えると、あの頃は自分で本気なつもりでもラップから心が離れていたんだと思うんです。
一番やらなきゃいけない時にちゃんとしなかった自分に憤りを覚えてましたね。
DIESEL BURN 2を出した後、それが少し晴れました。
今はちょっとずつ状況が好転してるのを感じてて。
これからが大事だと思ってます。
*このアルバムの制作はいつごろから始めたの、2012年ぐらいからかな?なんだか四季を感じるけど、四季を感じながら制作したの?
F:年間を通して作曲を続けていたので、その時その時の季節感が出ているのかもしれません。
本格的に動き出したのは2014年の5月です。
ゼロからラップにのめり込んでましたね。
俺は流通のかからないストリートアルバムにも命削れる人間なんです(笑)
資金的にもギリギリで、毎日職場とスタジオとジムを往復してて。
長い間、贅沢も娯楽も女子と遊んだりも一切せずに毎晩マイクブースの前にいました。
*福沢さ~んってリリックが耳に残るのはおれだけ?
F:俺も毎日鳴ってます(笑)
*フリースタイラーとしても、もちろん名があるフェイダだけと制作との違いを、ずばり教えてほしい
F:心持ちというか、メンタル面が違いますね。
ライブやスタジオ製作はアーティストとして、バトルは勝負師として。
*フェイダが思う岡山ってホームの良い所?悪い所?ってどこかな?
F:この街には様々なジャンルで可能性や才能に溢れていると思います、それをマネージメントやプロモーション面で真剣にサポートするプレイヤーが増えれば良んじゃないかなと思います。
表に出る人間だけがプレイヤーではないですからね。
*EXECUTIVE PRODDUCER FEDA”taichi”WANが個人的には珍しくて気にってるんだけど、FEIDA-WANとの違いは?
F:これは自分自身をレペゼンしてラップしたという意味です。
太一とFEIDA-WANは同じという事ですね。
*トラックの展開が面白いって表現になったんだけど、なんだか「リアリティ+良い意味でのかっこつけ」が良い具合に組みあがってるよね、
NADIA SMILEとかYEN&CONFLICT CNLP REMIX→羅生門ステッピンなど中盤から持っていくよね、やっぱり前半~終盤までの流れって意味でのストーリーとか当然あるんだろうけど、
どんな具合で曲を選んでるの?単純に曲を先に作ってから、そこから並べてるの?
F:良い意味でのカッコつけがB-BOYスタンスだと俺は思ってるんです。
ラップは黒を白にも出来るし、白を黒にも出来ます。
カッコ悪い事だってカッコ良く出来るし、笑いのネタにも出来るんです。
ただ自己弁護してるに過ぎないんですよ(笑)
溜めた曲の中から100%リリックに迷いがないものだけを選びました。
曲の並びはVALLYとZEEK君に相談しながら決めました。
*客演であるゲスト陣のバランスが地元勢であるフッドゲストと県外からのゲストがとても良いバランスに思えたのと、
県外には見えないリアルな岡山のHIPHOPに思えたがこの経緯は?
F:思い入れで決めました。
フューチャリング曲はどれも思い出に残っているものです。
*言葉の原点は何処から?
F:日々の生活です。
*最後にこのアルバムを聴いた人とこれからこのアルバムを知る人へメッセージがあれば
F:聴いてくれてありがとう、心から感謝!!
もし気に入った曲があったら、どこかで教えてください。
god bless you.peace‼︎!
markerstudioにて発売もしています。ぜひ。