KOJIMA CIRCUS 2025
総合ディレクター:NAMb(markerstudio)
児島という街に眠る創造の断片を掘り起こし、再構築することからこの企画は始まった
「このまちには、まだ誰も知らない“表現”がある」
そんな思いを軸に、アート・音楽・食・デザイン・映像が交差する実験的なサーカスとして構想されたのが KOJIMA CIRCUS 2025 である
会場となったのは倉敷市・児島市民交流センター芝生広場
10月25日・26日の2日間、地元をはじめ全国から集まった出店者・アーティスト・DJ・ペインターが一体となり
街そのものを舞台装置と見立てたインスタレーション的イベントを構築した
NAMbは本企画の総合ディレクターとして、全体コンセプトの立案からアートサイド・ミュージックサイドの構成、
出店者選定、会場動線設計、音響・映像・照明・空間演出までを一貫して担当
「児島をおもしろがるクリエイターたちの交差点」というテーマを実際の空間体験へと転化した
アートサイドでは「はおにろ」「NAMb」「TOYAMEG」が参加し、ライブペイントとインスタレーションで街の記憶を可視化
ミュージックサイドでは「MONKα」「KIYOCA」「AYAKA」らがDJとして参加し、芝生広場に即興の音の流れを生み出した
また飲食・物販ブースでは地域と全国のクラフトが並び、児島という土地が持つ多層的なカルチャーを立体的に表現した
本イベントの制作過程では、地域住民・アーティスト・出店者・運営チームが一体となり、
「誰かの表現を支えること=街を耕すこと」という新しい価値観を共有
NAMbは全体のディレクションを通して、創造と現場のあいだにあるリアルな対話を形にした
KOJIMA CIRCUSは“終わり”ではなく、次の表現へと繋がる“はじまり”の記録
児島の風景に潜む素材や人の手の痕跡をすくい上げ、地域とアートの関係を再定義したこの試みは
今後のローカルカルチャーの在り方を示す実験として記録されている























